パッと思い立って小型船舶操縦士免許を取りに行った話
みなさんどうも~!
船長になったタングステンです。
「コイツいきなり何言ってんだ...」と思われたでしょうが、何もウソは言っていませんよ。
何を隠そう私、2019年4月5日付で小型船舶操縦士の免許証を手に入れたのですから!!!
ドヤァ(。-`ω-)
ってなわけで、今回の記事は私が急に思い立って小型船舶操縦士の免許を取りに行った話です。私個人としては備忘録・日記、読んでくださるみなさんとしては体験談・参考記事みたいな感じになる記事だと思います。
それでは、ゆるりと書いてゆきましょう!
何で小型船舶操縦士?
とりあえずは、どうして私が小型船舶操縦士の免許を取ろうと思ったのかについて書いておきましょう。
理由はいろいろとありますが、ざっくり言うとただ1つ。
おもしろそうだから!!!
これですね。「船の運転できたらおもしろそうやん」と思ったことに尽きます。
「えっ、それだけの理由?」と思われた方もいるでしょうが、その通り!
たったこれだけの理由で私は小型船舶操縦士の免許を取りに行きました。
もちろん、免許を取ったらあれをしようとか、どこで船に乗ろうとかは考えていますよ。でも、免許を取得しようと思った根本的な理由なんて「おもしろそう!」ってだけですよ。
そもそも、人が何かをしたいとか、どこかに行きたいと思う理由なんてシンプルなものでしょう?
...あっ、そういえばもう1つ理由ありました。
いや、でもこれは理由というよりはきっかけと言った方が正しいですね。
そのきっかけは、「学生でいる間に何か資格なり免許なりを取りたい」と思ったことです。
というのも、私・タングステンは2019年3月に大学を卒業し、4月から社会人になりました。2018年末、卒業論文を執筆しながら終わりが近づく学生時代の最後に何かおもしろいことができないかを考えていました。
そういったことを考えていた2018年末ですが、実は私、そのちょっと前に普通自動二輪の免許を取ったんですよ(普通自動二輪免許の話はまた別の機会に...)。たしかあれは2018年の10月末だったように思います。通勤のための足をゲットするために取得した免許だったんですけど、教習でのバイク運転が楽しくて楽しくて。バイクにハマっちゃったんですよね(笑)
その流れ(?)で2018年11月ごろから乗り物に対する熱が高まってきちゃったんですよ。そして、「何か乗り物の免許欲しいなぁ」なんて思っちゃったんです。
四輪の免許は大学1年のときに取得していますし、二輪はちょうど取ったところ。それ以外の乗り物で比較的短期間で取得できる免許ってあるかなー。
そう思って調べてゆくうちにたどり着いたのが、小型船舶操縦士免許だったんです。のちにも書きますが、船の免許って最短で1.5日あれば取れるんですよ。あと費用も四輪の免許に比べたら安価ですしね。
しかも、この小型船舶操縦士という免許。なんと国土交通大臣が認可を出している国家資格なんですよ!
この免許が取れたら私も国家資格の有資格者ってことです。なんか良くないですか(笑)
まあ、こんな感じで調べていって「これおもしろいな!」と思ったから、行動に移したんです。周囲の友だちからは「アホやんwww」と言われましたが、そんなことはずっと前からわかっています。
ちょっと長くなりましたが、私はこんな経緯があって小型船舶操縦士の免許を取ろうと思ったんですよ。
今回取得した免許
先ほど少しだけ免許取得にかかる日数や費用について触れましたが、一口に小型船舶操縦士と言ってもそこにはいくつかの種類があります。
その種類は大きく分けて3つ。1級小型船舶操縦士、2級小型船舶操縦士、特殊小型船舶操縦士です。以下ではそれぞれ1級・2級・特殊と呼ばせてもらいます。
さて、この3種類の違いですが、みなさんわかりますか?
まあ、なんとなく想像はつくと思いますが、ここでざっくりと説明しておきましょうか。
まず、1級は小型船舶操縦士の頂点に君臨している免許です。この免許を取得すると20トン未満の船舶、あるいはレジャーのみに用いる長さ24m未満の船舶を操縦することができます。具体的にどんな船を操縦できるのかというと――
こんなのです。
海や湖でクルージングをしたり、ちょっと船を出してバス釣りをしたりと、いろいろなレジャーできますよ。
また、小型船舶操縦士の免許は種類によって航行可能な海域が異なるのですが、1級は基本無制限ですべての海域を航行することができます(ヨット以外の動力船の場合、海岸から100海里以上は6級海技士(機関)以上の資格を持った機関長の乗組が必要)。
続いて2級ですが、こちらも操縦することができる船舶は1級と何も変わりません。ですので、2級でも上記に示したプレジャーボートやバスボートを操縦することができるんです。
ですが、2級は航行可能な海域に制限があります。海洋なら海岸から5海里(約9km)までの沿岸区域しか航行できない決まりになっています。ただ、湾内や湖川といった平水区域であれば基本無制限に航行することができます。
ちなみに、この2級は旧4級小型船舶免許にあたるものらしいです。昔の船舶免許の制度を知っている方にとってはこのほうがわかりやすいのかもしれません。
最後に特殊ですが、こちらは1級・2級とはまったく異なるものであると考えてもらったほうがよいでしょうね。特殊は1級や2級を取得することで操縦できる船舶とはまったく異なる操縦系統の船舶を操縦することができる免許です。
では、その船舶とはどういったものなのでしょう?
それは、こちらです!!!
で、でたー!
マリンレジャー屈指のイメージの悪さでおなじみの水上バイクです!!!
この水上バイクは、1級や2級で操縦できるようになるプレジャーボートやバスボートとは根本的に違っています。何が違うのかというと、プレジャーボートやバスボートの多くがプロペラの回転によって推進力を得ているのに対して、水上バイクは取り込んだ水をジェット噴流に変えて船外に噴射することで推進力を得ています。
要するに、推進力を作る機構が異なっているんです。
そんな特殊ですが、この免許を取得することで操縦できる船舶は水上バイクのみです。しかし、この水上バイクという船を操縦したい場合は必ず特殊の免許を取らなくてはなりません。1級を取得していようが、それ以上の海技士を取得していようが、特殊の免許を取得していない者は水上バイクを操縦することができません。
水上バイクの航行区域は海・湖などの全水域において陸岸から2海里(約3.7km)までと決まっています。この航行区域制限は特殊以外の船舶免許をもっていても変わることはありません。水上バイクは2海里まで、この決まりは絶対です。
というわけで、以上3種類が小型船舶操縦士免許に用意されている免許区分です。ざっくりとした説明だったので、「?」な点もあったとは思いますがそのあたりはご容赦ください。
このように3種類ある小型船舶操縦士免許ですが、今回私はこのなかから2級と特殊の2種類の免許を同時に取得しました!
元々は特殊のみを取得するつもりだったのですが、「折角だから!」という謎理論が働いて2級にも挑戦することになりました。
ちなみに、1級に挑戦しなかった理由ですが、単純に取得までの日程がちょっと長かったからです。あとは、私がクルージングをしたい水域が平水区域(琵琶湖)だったため、全水域を航行できる必要がなかったというのもあります。
そんなこんなで、小型船舶操縦士の2級と特殊を同時取得することになりました。
どうやって取ったの?
小型船舶操縦士の免許は国土交通大臣が認可を出している国家資格です。そんな国家資格をどうやって取得したと思いますか?
もちろん、国家資格なので筆記試験はありましたし、小型船舶操縦士の免許ということで実技試験もありました。学科・実技の両方をこれまで海上交通に触れてこなかったド素人が3日そこらでクリアすることができるでしょうか?
いや、無理でしょ(笑)
じゃあ、どうやって免許を取ったの?
それは簡単。
船の教習所に通ったんですよ!
私も小型船舶操縦士の免許を取ろうと思い立ってから知ったのですが、船にも四輪や二輪と同じように教習所があるんです。ボートスクールと言ったほうがわかりやすいでしょうか?
今回私は、滋賀県は雄琴にある「滋賀ボート免許センター」に通って小型船舶操縦士の免許を取得しました。
こういったボートスクールは全国各地にあります。そこで指定の教習代金を支払って講習受けることができるんです。もちろん、学科・実技の両方の講習です。
しかも、講習終了後すぐに試験があるので、試験に一発合格できさえすればわざわざ別日に試験だけ受けに行くといったこともありません。
このボートスクールが全国各地にあるからこそ、短期間での小型船舶操縦士免許取得が可能になっているんです。今回私が挑戦した2級と特殊の同時取得でも学科が2日、実技が1.5日(2級実技1日、特殊実技0.5日)、計3.5日で講習と試験を終えることができましたからね。
この2級・特殊のセットコースでお値段なんと139,800円(税込)ですよ!
2級と特殊を別々に取得するより18,000円お得らしいですが、この値段をみなさんはどう思われますか?
高いですか? それとも思いのほか安価でしょうか?
私個人的には安いと感じました。
だって、普通自動車免許を取得するために教習所に通ったらいくらかかりますか?
教習所に払うお金っていろいろありますよね。入所代金や取得免許の講習代金、修了検定・卒業検定の受検代金、各都道府県の免許センターで支払う手数料などなど。これは私のケースになりますが、四輪の免許を取ったときに30万円くらいかかりましたよ。
四輪の免許取得にかかった代金に比べたら、小型船舶操縦士免許の取得にかかる代金って安いと思いませんか?
というか、四輪の取得にかかる費用が多すぎるんですかね?
しかも、免許取得にかかる日数も小型船舶操縦士免許のほうが断然少ないんですよ! かかる日数が少ない分、1日の密度が非常に濃厚ではありますが、これなら忙しい人でも免許の取得ができるんです。
さらに、合格した場合の免許の手続きや免許証の発行はすべてボートスクールが代理でやってくれるんですよ。合格した後はお家で免許証が届くのを待っているだけでいいんです。四輪や二輪のようにわざわざ免許センターに行かなくてもいいんですよ。免許発行・更新時の恒例行事、長時間待機をしなくても済むんですから、それだけでも最高ですよ。
まあ、長時間待機の件を抜きにしても費用と日数の面から考えると、船の免許って四輪の免許よりも取りやすいと思いませんか?
少し話がそれましたね。
何はともあれ、私はボートスクールに通って小型船舶操縦士免許の取得に挑戦しました。
さて、これ以降は免許を取得するために学科・実技の講習を受けてみてどうだったかを書いてゆきましょう。ある種の体験レポートだと思って読んでくださればよいかと思います。
実技講習:陸上交通との違いに戸惑う
それではまず、実技講習のレポートから書きましょう。
今回私が受けた実技講習は2級と特殊のものです。それぞれ操縦した船はプレジャーボートと水上バイクでした。
それぞれの実技講習について、個人的に感じたことがあったので、早速書いてゆこうと思います。
特殊実技:超簡単! めちゃくちゃ楽しい!
特殊実技の講習では、実際に水上バイクを操縦します。講習時間は0.5日ですが、試験を含めて水上バイクを操縦する時間は実質1時間ちょっとでした。だいたい練習40分、試験20分といったところです。
さて、実際に水上バイクを操縦してみての感想ですが...
クッッッソ楽しかったです!!!
スロットルレバーを開けるだけでバァーッと走る。思ったよりもすぐにスピードに乗るんですよ。曲がるときは曲がりたい方向にハンドルバーを傾けてスロットルを開ける。すると、グワーッと旋回できるんです。
ここが四輪や二輪とは違うところで、水上バイクは曲がるときに加速するんです。というか、水上バイクに限らず船舶は曲がるとき(=変針するとき)に加速するんです。四輪や二輪の運転に慣れていると、いつもと感覚が違うのでちょっと戸惑います。
こんな感じで陸上交通とはちょっと違うのですが、それを差し引いても水上バイクの操縦は簡単でした。特に私はバイク(普通自動二輪)の免許をもっているため、より簡単に感じたのかもしれません。
というのも、水上バイクは二輪と同じでニーグリップが大切なんです。二輪のタンクを膝でギュッとはさむのと同様、水上バイクもボディを膝でギュッとはさんでバランスをとるんです。二輪で重視される「人車一体」を意識して乗れば水上バイクは楽勝です!
水上バイクの操縦でやることは大きくわけて3つ。①直進・旋回・停止・急回避、②8の字・スラローム、③人命救助です。試験でもこの3項目を実施します。まあ、40分の練習をしっかりやれば3項目ともクリアできます。
それこそ、まっすぐ走ることができれば大丈夫です!
あとは安全確認をしっかりしていればOKです。ホント、ちょっとオーバーすぎるくらいに安全確認をしていれば問題なく合格できます。
要するに、「私は安全確認してますよ!」ということをアピールすればいいんです(もちろん、実際に周囲の確認をすることが大切なんですけどね)。
講習実施日が3月中旬だったこともあってめちゃくちゃ寒かったですが、風を切って走るのは気持ち良かったですね。
残りの時間はロープワークや整備・点検の講習と試験をやりました。
ロープワークでは4種類の結び方をやりました。やったのはもやい結び、巻き結び、ひとえ結び、クリート留めの4つ。試験ではこのなかから1つが出題されて、その場で披露します。まあ、何回もやって手に覚えさせればイケます。結構待ち時間もありますから、その間に練習しておけば大丈夫です。
整備・点検はその場で教えられて直後に試験なので、教官の話をよく聞いておきましょう。教官の話をしっかり聞いて、水上バイクの各部位や法定備品の機能を理解すれば覚えられると思います。
たとえば、水上バイクの船底にはジェットインテークと呼ばれる部分があるのですが、この部位は水上バイクの船尾にあるジェットノズルから噴出するジェット水流のもととなる水を吸入する部位なんです。
では、このジェットインテークが藻やゴミで詰まってしまうとどうなるでしょうか?
ジェットノズルから噴出する水を取り込むことができなくなるため、水上バイクが推進力を得ることができないですよね。ということは、ジェットインテークが汚れていないか、あるいは異常がないかをキッチリと点検しなければなりませんよね。
また、水上バイクには法定備品の1つにライフジャケットがあります。このライフジャケットが法定備品として積まれているのは何故でしょうか?
そうです。もしものときのためですよね。
それに、水上バイクに乗るときにライフジャケットを着用することは法律で義務付けられています。その上、水上バイクという乗り物は転覆することを前提とした乗り物です。水上でひっくり返って当たり前の乗り物に乗るんですから、ライフジャケットが必要なのは当然ですよね。
...と、こんな感じで考えていけば、整備・点検はクリアできます。早い話、船に必要のないものはないんです。整備・点検で確認する部位や法定備品はどれも必要なものだからあるんです。それらが必要な理由や用意されている意味を考えれば、おのずと覚えられると私は思いますよ。
そんなこんなで楽しく半日を過ごし、試験をクリアすることができました。
2級実技:操船って難しい! そもそもまっすぐ走れない
さて、2級実技ですが、これは難しかったです。
丸1日の講習時間で実際にプレジャーボートを操縦したのですが、かなり長時間練習させてもらえました。だからこそ、試験もクリアできたのだと思います。ホント、練習時間をしっかり取ってもらえてなかったら落ちていたかもしれません。
そう思うくらいには難しかったんです。
まず、四輪や二輪とは感覚がまったく違うんです。当たり前のことを言いますが、船にはタイヤがないんです。
「そんなことわかってるわ(笑)」と思うかもしれませんが、タイヤがないってどういうことかわかりますか?
四輪って放っておいてもまっすぐ走りますよね。それって、道路という平地をタイヤで走っているからですよね。四輪は4つのタイヤで平地に立っているんです。まあ、至極当たり前のことを書いていますね。
でも、船舶って水面に浮いているだけなんです。しかも、船底が接地している水面は常に不規則に動いているんですね。
だから、船は放っておいたら流されていくんです。その場でピタッと停まることはできないんですよ。
実際に操縦すればこれでもかというほど思い知らされますが、船って停まらないし、まっすぐ走らせるのも難しいんです。
そんな2級実技でやることは大きくわけて4つ。①発進準備、②直進・変針・後進、③蛇行運転・避難操船・人命救助、④着岸・離岸・係留・解らんです。
①は整備・点検の延長線上にあるものだと考えれば問題なくクリアできます。ちゃんとガソリンが入っているか、バッテリーのメインスイッチがONになっているか、緊急エンジン停止スイッチがきちんと動作しているか、といったことを確認するだけですから、まあイケます。
②③④はそのほとんどが操縦関連のものです。②③はすべて操縦ですね。④の着岸・離岸も操縦です。
ただ、④の係留・解らんはロープワークなんです。係留は着岸した船のひもを岸にあるクリートに結んで停泊させることで、解らんは停泊している船を離岸させるために結んであるひもを解くことです。つまるところ、落ち着いてロープワークができればどうにかなります。
問題は操縦ですよ。
私的にはまっすぐ進むことすら難しかった、正確には直進状態を保つことが難しかったんですね。まっすぐ進むことに苦戦している奴が蛇行運転やら人命救助をサラッとできると思いますか?
無理です!!!
めちゃくちゃ苦戦しましたよ。試験までにはできるようになりましたが、舵をきるタイミングをつかむまでにとにかく時間がかかったんです。
早くきりすぎ、きるのが遅い、遅れて曲がってくる...
そんなのわからんわ!
今日はじめて乗ったんだぞ。そんな感覚わかるわけないだろ!
とはいえですよ。その感覚を試験までにつかまなくちゃあならないんです。
それはもう必死になって練習しましたよね(笑)
特に練習したのが、着岸です。
これがホンッッッッッッッットに難しかった。
着岸したいポイントにじわじわと近づいて停泊させるんですけど、そのときの波風の状況で減速や舵をきるタイミングが変わるんです。だから、このポイントでこうすれば上手くいくなんてことはないんですよ。
つまり、船の操縦における着岸はその時々で変化する状況に適宜対応してやらなければいけないんです。
免許取得前のド素人にはなかなかハードル高いですよね(笑)
ホントに何度も何度も練習させてもらいました。
岸にある程度近づいたらシフトをニュートラルに戻して、舵をきって岸と船体を平行にする。最後に惰性を消すためにシフトを後進に入れてからニュートラルに戻して、ボートフックで船を岸に寄せる。
あぁぁぁぁ! やることが多い!
練習の結果、なんとか形だけはできるようになりましたが、試験直前までめちゃめちゃ不安で緊張していました。
ですが、実際に試験の時間になったとき、奇跡が起きました。
波が凪いでいるんです。
練習のときはぼちぼち波が立っていたのですが、試験本番は風も波もなく非常に操縦しやすいコンディションになっていました。
そんなコンディションに後押しされたのか、練習よりも上手く操縦することができました。着岸がこれでもかというほど上手くできたことに自分でもビックリでしたよ(笑)
丸1日かけて操縦したプレジャーボート、なんとかクリアできましたよ。
学科講習:海上交通のいろはを叩き込んだ2日間
続いて学科講習のレポートです。
こちら、まあ難しすぎず簡単すぎずの程よい内容だったと私は思います。
ただ、とにかく内容が多いんですよ!
特に私は2級と特殊をセットで受検しているため、両方の学科内容を2日で頭に叩き込まなければならないんですよ。
内容そのものは決して難しくはないんです。でも、覚える内容がめちゃくちゃ多いんです。船長の心得から海上交通のルール、さらに運航まで、実に幅広い内容を学びます。
特に運航で学ぶ内容の幅広さは尋常じゃないですよ。各種船舶の構造やエンジンの仕組み、天気図・海図の読み方、海里・ノットの計算などなど。頭がパンクしそうになる量の内容を覚えなければなりません。
正直、実技よりもしんどかったですよ(笑)
ですが、学科講習を担当してくださった教官の方がしっかりと「ココが出題される!」という問題を教えてくれるんです。だから、そのポイントをしっかりと押さえておけば、まあ合格できます。
もちろん、満点を目指すのであればすべての範囲をしっかりと覚える必要がありますが、2日間という短期間でそれをするのは無理です。
なかなかにハードな2日間ではありましたが、どうにかこうにか乗り切ることができました。
新しい遊びをゲット! 夏はクルージングだな!
さあ、ここまで私が小型船舶操縦士の免許を取得するまでのあれやこれやを書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
実際にボートスクールに通って小型船舶操縦士の免許取得に挑戦してみて思ったのは、船の操縦って思ったよりも身近なものなんだなということでした。
こうやって小型船舶操縦士の免許に挑戦しようと考える前は、自分が船を操縦するなんてまったく思っていませんでした。もともと、船に乗るのは好きだったんですよ。それこそ、旅行やらなんやらで港町に行ったら、だいたい遊覧船に乗っていますし、湾港に停泊している船を眺めるのも好きなんですよ。
そんな自分がまさか船を操縦することになろうとは......
免許が手元に届いた今でも実感がありません。
社会人を目前とした2019年3月に小型船舶操縦士免許を取得しに行くとは、大学入学したての自分は夢にも思わなかったことでしょうね(笑)
まあ、何にせよこれで夏の遊びに新たな選択肢が増えたんですよ。これでパリピよろしく夏場にクルージングをキメることができるんっすよ!(そもそもこの発言がパリピではないという指摘はNG)
とりあえず、今年の夏は琵琶湖でクルージングを楽しむことにしますかね!
この記事を読んで小型船舶操縦士に興味がわいた方、あるいは以前から船の操縦に興味があったという方は、これを機に小型船舶操縦士免許を取得してみてはいかがですか?