2017/10/14 あさがくナビ「インターンシップ博」(大阪)に行ってきた
みなさん、こんにちは!
私です。
10月もすでに折り返し地点ですね。
私としては、大学3年の後期が始まって約1ヶ月が経とうとしています。
とはいえ、私自身は週1回しか大学に行っていないので、いまだに夏休みの延長みたいな感じですね(笑)
さて、今回は就活関連の記事ですよ。
私も大学3年生。まあ、それなりに就職活動への不安をもっているわけです。
私は大学院の進学するかどうか悩んでいます。就職か進学か、決められずに悩んでいます。かといって、3回生の今、就職活動準備をおろそかにすると来年の3月からの本格スタートで出遅れてしまうかもしれません。
ただ、ぶっちゃけ、私は3回生のうちから就活準備をはじめること、ひいては大学生のうちから就職活動をして、大学卒業と同時に企業に就職をする現在の「就社社会」というありかたそのものを良く思っていません。
それなので、「就活準備。今からしないと出遅れるかも!?」という大学生を煽るようなことは書きたくありません。
しかし、私も社会に活きる一個人です。周囲やメディアの意見、社会の風潮に影響を受けてしまいます。口では「就活なんてクソくらえだ!」と言っていても、やはり不安なものは不安です。
なので、私は行動に移しました。
今回は就活準備の一環として、先週末に大阪で開催されたあさがくナビ主催のイベント「インターンシップ博」に行ってきました。イベントに行って感じたことや聞いたことをちょっと(?)ひねくれた視点で書いていこうと思います。
今回のイベントについて
今回私が行ったイベントはあさがくナビという就職支援サービスが主催する「インターンシップ博」というイベントのです。このイベントの主な対象は、現在学部3年、修士1年、つまり2019年卒業予定の学生です。現在私は学部3年生なので今回のイベントの対象学生に含まれています。
もちろん、対象学生以外の学生、たとえば現在学部2年生の学生でも参加することができます。
本イベントは全国各地で開催されています。私が行ったのは2017年10月14日に大阪で開催されたものです。ちなみに、会場となった梅田スカイビルタワーウエストはこんな感じです。
本イベントを主催しているあさがくナビについても少し説明しておきます。
あさがくナビは正式名称を「朝日学情ナビ」といいます。学生就活支援サービスで、株式会社学情が朝日新聞社と協力して運営しています。
本イベントは各企業のインターンシップの紹介を目的としています。そのため、あさがくナビが呼んだ多くの企業のブースが会場内にありました。
参加する学生は、各企業ブースで企業の担当者からインターンシップの概要や業界・企業について20~30分のセミナーを受けていきます。ちょっと頑張れば、1日で10社以上の企業の話を聞くことができます。
各企業ブースで話を聞くときに「受付・企業訪問カード」という書類の提出をする必要があります。この書類は事前に印刷しておく必要があります。
この書類には氏名、住所、メールアドレス、学校情報などが書かれています。恐らく、書類の情報を利用して企業から学生に今後のインターンシップの情報を送るために書類を集めているのでしょうね。
まあ、要するにこの書類は出席表の代わりです。
とまあ、このような感じで行なわれているイベントです。
私の私見ですが、このイベントは就活準備をしないといけないと思っているけど、何からすればいいかわからないという学生が行くにはちょうどいイベントであるように思います。
さあ、これ以降は私が実際に「インターンシップ博」に行った感想を書いていきますよ!
実際に行ってみて・・・
改めて、2017年10月14日にあさがくナビが主催する「インターンシップ博」に行ってきました。今回、私は5社の企業の話を聞いてきました。以下で5社の企業について順番に書いていこうと思います。
(1)日経新聞 アドバイスコーナー
最初に行ったのは、日本経済新聞のブースでした。ここのブースはインターンシップについて話すセミナーではなく、「経済クイズ」という5分程度でできるクイズをやっていました。回答したクイズは即時答え合わせ&企業の方による解説をしてもらえるとのことなのでやってみました。
クイズの結果は正答率20%(全5問)と散々なものでした。
企業の方に解説をしてもらいましたが、解説といえるほど解説をしてもらえたわけではありませんでした。「これが答えだから見てもらっていいかな?」と解答が記載されている紙を手渡されるだけでした。
そして、話しているうちに「どうですか?日経購読してみませんか?」と言われました。
「インターンシップ博」とは名ばかりの新聞購読者確保ブースでした。
実際はわかりかねますが、就活準備のために「インターンシップ博」に訪れた学生が、各企業ブースで不安を煽られ、日経のブースで「日経新聞は就活にも活用できますよ!」と言われて、半ば強引に購読させられているとしたら・・・、いやはや、なかなか良い商売ですね(白目)
(2)オープンハウス(不動産/住宅)
開幕から嫌な気持ちになりましたが、気を取り直して次の企業ブースに参りましょう。
次に行った企業はオープンハウスという企業です。
オープンハウスのブースに言った理由は「どうですか?聞いていきませんか?」と引きとめられたからです。
この先の企業もそうですが、私は今回特に興味のない業界・企業の話ばかりを聞いています。
さて、オープンハウスという企業ですが、関西ではあまり聞き覚えのない会社のように思います。実際に担当者の方も「主に関東で展開しているため、関西の学生さんはあまり知らないかもしれませんね」と言っていました。
企業の担当者曰く、オープンハウスの売上・利益推移は上昇しているようです。つまり、企業の成長率が高いということです。そして「企業の成長、これがないと仕事に意味はない」と担当者が言っていました。
成長のない仕事には意味がないのでしょうか?意味のある仕事とはなんなのでしょうか?
担当者の方曰く「オープンハウスは若手でも上にいける、若くても頑張れば上にあがることができる企業」らしいです。
それはいいですね。頑張ったものが上にあがれる。見事な実力主義ですね。
そして、担当者の方は「入る会社によって人生は決まる」と言っていました。
日本における企業のアイデンティティ化を感じましたね。合コンなどで「ご職業は?」と問われて「はい、オープンハウスです!」という風に答える人がいることから推測できるように、個人にとって企業、ないし企業の名前はその人にとって重要なアイデンティティであり、場合によってはステータスの重要な項目になるのでしょう。
このような考えが就活支援サイトのイベントで行なわれるセミナーで語られているのですから、そりゃあ「良い学校、良い企業」といった高学歴・大企業志向も強くなりますよね。
もちろん、上記の発言をされた担当者の方を非難するわけではありませんが、少し考えさせられますね。
(3)株式会社オイシス(食品/その他)
次は株式会社オイシスです。
この企業は知っていました。あれです、パンとか作ってる企業です。
上の写真は、企業の方にいただいた資料です。
などと、知っているつもりで話を聞いていましたが、製パン会社ではなく、もっと幅広く商品開発を行なっている企業でした。
このように、「知らないことを知れる」という点において、こうしたイベントは良いと思います。
オイシスのブースでは、食品業界や株式会社オイシスについてかなり丁寧に話していました。企業の担当者の方もガツガツしておらず、ゆったりとした印象を受けました。
先のオープンハウスの担当者の方がガツガツしている「ウェイ系」だったので、オイシスの担当者の方はよりゆったりしているように見えたのかもしれません。
いろいろと話されていましたが、話のなかでも印象に残ったものを取りあげておきましょう。企業の担当者曰く「新人がすぐに商品開発をできるわけではない。まずは現場、つまり商品の生産をしてくれる工場を見に行く必要がある」そうです。
このように、良いことばかりを学生に伝えずに「新人がすぐに活躍できるわけではない」と言ってくれたところはポイント高いですね。
このように企業側が良い情報だけではなく、学生にとってマイナスになるかもしれない情報を伝えることも学生と企業のミスマッチを未然に防ぐことにつながるのではないかと考えます。
それこそ、離職率の七五三をマシなものにできるかもしれませんね。
(4)株式会社タツミコーポレーション(サービス/総合アミューズメント)
株式会社タツミコーポレーションはパチンコ・スロット、カラオケ、ゴルフ、飲食など幅広くサービス業を展開している企業です。
有名なのはパチンコ・スロットでしょうか?「ミクちゃんガイア」「ミクちゃんアリーナ」を関西を中心に展開しています。
関西なら深夜の時間帯にテレビCMを放映しているのを見ることがあります。タレントの重盛さと美さんを起用したCMだったと思います。
私自身はパチンコ・スロットはしません。カラオケは行きますが頻繁に行くわけでもありません。ゴルフはしません。というか、アミューズメント系の企業に興味はありません。
なぜ話を聞いたのか。
呼びとめられて席を見たところガラガラだったので、「まあ聞いてもいいかな」と思って座りました。
肝心の話の内容ですが、ペラッペラでした。主な事業の説明、スポーツチームのスポンサーをしている話、地域への取り組みの話、インターンシップの説明。以上です。
話の内容の半分くらいが資料を見ていればわかる内容でした。内容がうすい。これしか言えることがありません。
(5)べラジオコーポレーション(サービス(アミューズメント))
最後に行ったのはべラジオコーポレーションです。
ここのブースは株式会社タツミコーポレーションの裏にあり、ちょうどこれからはじまるとのことだったので話を聞きました。
べラジオコーポレーションはパチンコ・スロットといった娯楽産業に携わっている企業です。先に紹介した株式会社タツミコーポレーションとは同業他社の関係になると思われます。
この企業は新卒採用をはじめたのは2年前らしく、昨年度に採用した学生がべラジオコーポレーション初の新卒採用だったそうです。
これまではどうやって社員をまかなっていたのでしょうか?
この企業は海外展開も行なっているみたいです。グアムでカジノを経営しています。
日本でもカジノの出店を予定しているようで、企業の担当者の方曰く「業界は下降傾向にあるが、べラジオは成長している」とのことです。
また、この企業は自社キャラクターとして「えがおん」というキャラクターをもっています。2年前、つまり新卒採用の学生が入ってきた年に作られたキャラクターです。
今回話をしてくれた担当者の方が2年前に新卒採用でべラジオコーポレーションに入社された方で「えがおんは同期の社員です」と言っていました。
話が終わったあとに、来てくれた学生へのお礼ということでちょっとした粗品をいただきました。いただいたのは、なんと!えがおんのグッズでした。
トートバックとふせんですね。えがおん、そこそこかわいいですね。
今年の「ゆるキャラグランプリ」で現在2位だそうです。結構検討してますね、えがおん。
総評
今回は5社の企業の話を聞きました。
各企業がなんとか学生を確保しようとしているのが伝わってきました。
私が今回のイベントに参加して気になったことがいくつかあるのでここで言及しておきます。
まず、本イベントは「私服参加OK」とされているイベントでした。それにもかかわらず、実際会場に行ってみると、半数以上の学生がスーツで参加していました。
私は私服で行ったので、スーツで参加している学生の多さに驚きました。
企業としてはスーツで来てほしいのでしょうか?学生は「私服参加OK」とされているところにスーツで参加することがアピールになると思っている(誰かに教えられた)のでしょうか?
「私服参加OK」にもかかわらず、スーツを着用する大学生。これはこれで面白いですね。今回「インターンシップ博」に参加してもっとも面白いと感じたのは、「スーツで参加する学生の存在」ですね。
もう一つ、会場内の写真撮影がNGだったことに驚きました。多くの企業が出店しており、いろいろな情報が提示されるため写真撮影NGというのもわかりますが、少し閉鎖的な印象をもちました。
今回参加したような、学生就活支援サイトが開催するイベントがどのようなものなのか、またそこに参加する学生がどういった面持ちなのかを見ることができたので良かったです。
今回はここまでにしましょう。
それでは(^^)/