2017/10/1 読みたい本—「飯場へ—暮らしと仕事を記録する」
今週のお題「読書の秋」
みなさん、どうも。
私です。
今回は、お題にそって記事を書いていきたいと思います。
紹介したい本は「飯場へ—暮らしと仕事を記録する」(渡辺拓也著、2017、洛北出版)です。
これから読み始める本なので、読んだ感想を書くことはできませんが、現在の私が知っていることと、この本に期待することをからめて記事を書いていこうと思います。
今回紹介する本、「飯場へ—暮らしと仕事を記録する」は大阪の釜ヶ崎という地域で暮らす日雇い労働者に注目し、彼らの生活に著者自身が入り込む、いわゆる参与観察をすることによって、わかったことや感じたことを文章にして、書籍化したものです。
私がこの本を知ったのは、私が個人的に、というか一方的にお世話になっていると思っている方(以下、Kさん)が、Twitterでこの本のことを紹介していたのを見たときです。Kさんは社会学を研究されている方で、私の大学にも非常勤講師としていらっしゃっています。
私の大学のことを少し説明しておきましょう。私は大学で社会学を学んでいます。特に質的調査や「社会的マイノリティ」と呼ばれる人びとに興味関心をもっています。現在は、学部生としてさまざまな本を読んだり、教員からアドバイスをいただいたりしながら勉学に励んでいるところです。
私がこの本を読むのは、もちろん興味をひかれたからですが、今後の研究の参考にするためでもあります。
さて、この本で参与観察を行なっている地域である釜ヶ崎ですが、日雇い労働者の町として有名ですね。釜ヶ崎というよりも、大阪市の西成区や「あいりん地区」という言葉で知っている人もいるでしょう。
この町には、少なくなったとはいえ、今でも日雇い労働者がいます。「その日暮らし」という、安定しているとはいいがたい生活を送っている方がいます。
町で暮らす日雇い労働者は、毎日仕事を探します。その日の朝に仕事を探して、仕事にありつければ、夕方まで働きます。しかし、仕事を見つけられなかったら、その日はそれまでです。もちろん仕事がないのですから、収入もありません。
このように、日雇い労働者は先の見通しをたてる余裕のない状態で日々を暮らしています。ここで書いている日雇い労働者に関することは、大学の授業や私が本を読んで得た知識の上で書いているものなので、どこまで信憑性のある内容かはわかりません。
だから、少しでも知りたい、感じたいと思ってこの本を、「飯場へ—暮らしと仕事を記録する」を読もうと思いました。
読み終わったら、感想をこのブログに書くつもりです。
私のつたない文章では、この本のことをどこまで伝えられたのかわかりませんが、この記事を読んで本に興味をもった方は、お手に取ってみてください。
それでは(^^)/