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自分の書きたいことを好きに書かせていただく自己満足ブログです。日常生活のことや社会のことをざっくばらんに書いています。

家族との最期を過ごす人々

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どうも、こんにちは。

私です。

 

私は最近、ドキュメンタリーというものにハマっています。大学の授業で取り扱うことがあり、面白いなぁと思って見ています。

 

私が最近見ているドキュメンタリーは地上波の深夜に放送されている30分くらいのドキュメンタリー番組です。地上波で放送しているドキュメンタリー番組にもいろいろありますが、特に見ているのがNHKで放送されている「ドキュメント72時間」という番組です。

www4.nhk.or.jp

 

ドキュメント72時間」は毎週金曜日の22時50分から放送されている番組です。毎週異なるテーマのドキュメンタリーを放送しています。

 

先日、私はこの番組の「都会の小さいお葬式」という回を視聴しました。放送されたのは2017年の4月21日です。大体1週間ほど前ですね。

この回の内容は、近年増えているお葬式の形態である「家族葬」を取り上げ、「家族葬」を執り行う遺族たちにお話を聞いてみたというものです。

 

家族葬」という形態のお葬式を行う遺族と実際に対面して、お話を聞く。遺族のお話からは亡くなられた方への想いや整理しきることのできない気持ちがひしひしと伝わってきました。

NHKのインタビュアーの方も多くのことを問うたり、深く突っ込みすぎる質問をしたりしないところが素晴らしいと思います。取材対象から根掘り葉掘り情報を引き出すのではなく、自然に浮き上がってきた情報を丁寧に扱っているような番組作りの姿勢を感じ取ることができます。

 

今回私が「ドキュメント72時間」の「都会の小さなお葬式」という回を取り上げたのは、私自身がここ数年で2度「人の死」に立ち合い、お葬式を行っているからです。2度のお葬式の両方を家族葬で執り行いました。それなので、映像から伝わってくる空気感がよく分かります。

いや、安易に「分かる」と言ってしまうのは良くないかもしれません。番組に出演された家族と似た経験をしているとはいえ、それだけで理解できているとは言えないのではないかと思います。

 

私も大切な人を亡くしてつらく悲しい気持ちになりました。番組にもありましたが、お葬式の前日の夜、お通夜に亡くなった家族との最後の夜を過ごします。この夜は、食事をしたり、お酒を飲んだりして最後の夜を過ごします。番組に出ていた家族は「宴会なんだ」「これから酔っぱらうんだ」と言っていました。

宴会、酔っぱらう。私は同じなんだなと思いました。私も母が亡くなったときのお通夜で父や親戚と机を囲んでお酒を飲みました。私はそこまでお酒が飲めるわけではないのに、その日は結構な量を飲んでいました。自棄になっていた訳でも、悲しさを紛らわせるためでもありませんでしたが、とにかくお酒をたくさん飲みました。

今も説明はできませんが、大切な人を亡くしたときの説明できない複雑な心情が番組で「宴会なんだ」と言った家族に現れているように思います。

 

ドキュメント72時間」は他の回も面白いものが多いです。2017年の4月7日に放送された「運命の七差路」には、普通の人々の日常というものが色濃く描かれており、見ているだけで人生というものを感じました。

 

今後もドキュメンタリーを見まくりたいと思います。私の新たな趣味ですね(笑)

 

それでは('ω')ノ