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参院選公示、不明瞭な説明と戦略的投票

 

こんにちは、私です( ^ω^ )

 

昨日、参院選の公示がありましたね。それに伴って、各新聞社がそれについて社説で論じています。各社の社説を読んでいて「責任ある未来像」「明快な議論」「はっきりした説明」がないのは問題だという指摘が目に入ってきました。

また、「戦略的投票」という聞き慣れない言葉(私だけ?)も目に入ってきました。これらの目に入ってきたものについて少し考えてみたいと思います。

 

 

とりあえず、各新聞社の社説を載せますので、サラッと読んでみてください。

www.asahi.com

mainichi.jp

www.sankei.com

mw.nikkei.com

 

これらの社説は「新聞社説一覧」というサイトから各新聞社の社説に飛んで閲覧したものです。今回は朝日、毎日 、産経、日経の社説を取り上げました。理由は、先に挙げた目に入る言葉があったからです。それと、もう一つはこの4社の記事、特に、日経の記事は頻繁に読んでいるからです。

 

それでは、早速考えていきましょう。まずは、「責任ある未来像」「明快な議論」「はっきりした説明」についてです。とりあえず、一つずつ言葉を紐解いていきます。はっきりした=明快な、となりますね。何が、議論あるいは説明でしょう。ここでの議論は将来のための議論です。つまり、未来像と言えるでしょう。明快でない未来像を語ることは責任のないこととみなされることもあります。少し強引かもしれませんが、紐解けました。

それでは、具体的な部分を見ていきましょう。「明快でない未来像の議論」とざっくりまとめてみました。明快でない未来像をそのまま簡単にすると、先行きが分からないとなります。今回の話題において分かっていない先行きといえば当然政治絡みの話です。日経の社説では以下のように書いてありました。

アベノミクスは円安や株高で企業収益をいったん押し上げたが、規制改革をはじめとする成長戦略はまだ十分な効果があがっていない。与野党子育て支援や所得の格差是正などを重点政策に掲げている。「分配と成長」の考え方や必要財源をどう確保していくかといった具体策をもっと分かりやすく説明すべきだ。

(中略)

野党として「政府の対応は問題点が多い」と反対論を展開するのはたやすい。しかし民進党は政権を経験した幹部が多い野党第1党として、建設的な対案を示す責任がある。共産党などとの選挙協力を優先して基本政策の軸がかすむようでは困る。

(上部掲載日経6月22日社説『日本の指針見える与野党の論戦に』より引用)

与党からは具体策が説明されていない、野党からは協力ばかりに目を取られて与党への積極的な対案が出されていない。このような状況を各社説で突っ込まれたというわけです。

 

続いて、「戦略的投票」について考えていきます。

自分の立場に最も近い政党・候補者の当選の確率が低い場合、次善の政党・候補者に投票すること。小選挙区制は二大政党制をもたらすという有名なデュベルジェの法則があるが、その法則の背後には、「戦略的投票」の考え方がある。例えば、共産党の候補が自分の主張に最も近いとしよう。小選挙区でその候補が当選する確率が小さい場合、自民党候補を勝利させないために「戦略的」に次善の民主党の候補に投票することがある。反自民党票が民主党共産党に分散されるとすれば、自民党が漁夫の利を得ることになる。

戦略的投票行動(せんりゃくてきとうひょうこうどう)とは - コトバンク

 

自分が当選させたい政党・候補者の当選する確率が低いとします。その場合に当選確率が最も高い政党・候補者を当選させないために二番目に当選する可能性の高い政党・候補者に投票することです。戦略的投票は当選確率の最も高い政党・候補者を当選させないための投票方法です。この投票方法は「この政党・候補者が当選確率が一番高いけど、当選してほしくない」と思ったときに使うことができます。「この政党・候補者は当選させたくない」という思いを自分の選挙権、一票に乗せることができるということです。選挙に行かない理由として「投票する人がいない」というのがありますが、当選してほしいから投票するのではなくて、当選させたくないから自分の一票を使うようにすれば投票率も上がるのかなと思います。

 

18歳選挙が始まって最初の選挙である参院選への関わり方を国民全員が真摯に考える必要があると思います。

 

それでは('ω')ノ