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打倒「シルバー民主主義」⁉︎ 18歳選挙の政治に与える影響は如何に?

 

こんにちはー、私です(^O^)

 

先日6月19日に改正公職選挙法が施行されましたね。今回は改正公選法について書いていきます。

 

 

まず、改正公選法とは何かを説明しましょう。単純に言うと「18歳選挙」です。正確には選挙権を有する年齢を20歳から18歳に引き下げる法律です。

この法律が施行された背景には「シルバー民主主義」というものがあります。シルバー民主主義とは高齢者の数が多いために高齢者中心の意見が採択される傾向ができてしまうことです。シルバー民主主義の問題は、政治が停滞しにくくなることです。高齢者は変化や改革といった元あるものから変わってしまうことを良しとせず、今まで通りを維持しようとする、ある種の伝統主義とでもいえるものを持っている人が多いです。

日本は戦後の第一次ベビーブームのあたりに産まれた人々、いわゆる「団塊の世代」が非常に多いです。そのため、シルバー民主主義の典型例のような国家、政治になっています。

昨今、あまり聞かなくなりましたが「最近の若者は...」という常套句がありますね。これは、自分たち高齢者から見た現代の若者は、自分たちとは違っている、変化していることを受け入れられないがために出てきた言葉ではないかと私は考えています。

今回の改正公選法は、シルバー民主主義によって凝り固まってしまった日本の政治をほぐすために施行されました。

 

また、投票率の引き上げをすることも今回の改正公選法施行には関わっているのではないかと思います。選挙権を18歳に引き下げるということは、高校生も有権者になりうるということです。それに伴って学校側も当然政治教育に力を入れるでしょう。早いうちに政治に関心を持たせることで自分が有権者であることや政治参加の意義を理解させようというねらいがあるのではないかと思います。

 

兎にも角にも、改正公選法によって若者も選挙を通じて政治に参加することがより要求されるようになったということです。しかし、急に18歳から選挙に来てねと言われても誰に投票すればいいのか、選挙立候補者の誰がいいのか分からないでしょう。私は今年で20歳になったので、今度の参院選が初選挙です。正直、私も分かりません。関心はあるのですが、実際に自分が票を投じるとなると誰に入れていいか分からなくなります。

私は一応関心を持っていますが、そもそも政治に関心を持っていない若者も多いです。誰が当選しようがどーでもいいと思っている人は一定数いるでしょう。それに、政治以外のもの、例えば、ファッションや音楽、アニメ、スポーツなどの別の何かのほうが大切と考えている人のほうが多いと思うでしょう。よく分からない政治のことより、ある程度かそれ以上に理解している音楽やアニメのほうが興味をそそりますよね。

 

それでも、若者の政治への関心を高めたいのでしょう。総務省はこれから始まる18歳選挙に合わせて若者向けのホームページを作っています。

 

それがこちらです。

www.soumu.go.jp

 

頭が悪そうな感じがするページですね...(;´д`) 私的にいくつかツッコミたいところがあるので、ここからはツッコンでいきます。

 

まず、CONTENTから見ることのできる「人気読モインタビュー動画」です。若者が少しでも興味を持ちやすいようにするための人選なのでしょう。総務省の安直な発想ですね。読者モデルが悪いわけではありませんが、3人もいらないでしょう。読者モデルとは別の職業や立場の人を連れてきた方が多方面からの意見が聞けていいのではないかと思いました。

あと、ページ全体を見て感じたのですが、「18歳選挙が始まるよー」「若者の政治参加は必要だから選挙行かなきゃ」ということばかりが全面に押し出されていて、その選挙に出馬する候補者の情報や18歳選挙が施行される理由でもあるシルバー民主主義の弊害については説明されていないように感じました。これらの内容は実際のページの様子と比べるとお堅いイメージの内容です。それなので、若者が興味を持ちにくいのでしょう。だからと言って、それが伝わらない、あるいは伝わりにくい作りのページではダメでしょう。

現状、総務省の18歳選挙についてのページからは「とりあえず選挙行っとけばおk」ということしか伝わってきませんでした。

 

また、総務省のページは高校生を小馬鹿にしたような感じもします。よく言えば「ティーン向け」と言うこともできますが日本の高校生はそこまでバカと思われているんですかね。ページ内では「高校生だからってコドモじゃない!」と書いているにも関わらず、実際は「無知な若者」でも分かるようにと上から目線で作ったページに見えてなりません。

 

18歳選挙施行の背景であるシルバー民主主義の解決を図ることが必要だから未来ある若者にも政治に関心を持ってほしい。このことがもっと伝わる必要があります。そして、選挙の、近いところでは参院選の立候補者の公約を分かりやすくしたものをページに載せたりすれば、「誰でも一緒だから選挙に行こうが行かまいが変わらないよ」という選挙権の放棄を少しでも減らせるのではないかと思います。

 

そこのところ、もうちょっと総務省さんには頑張っていただきたいですね。

 

はーい、今回はここまでです。18歳選挙が今後どのような展開を見せてくれるのか期待が膨らみますね。

 

それでは(^_^)ノ