好きに自由に書かせてください( ..)φ

自分の書きたいことを好きに書かせていただく自己満足ブログです。日常生活のことや社会のことをざっくばらんに書いています。

炎上からの萎縮

 

こんにちは、私です( ゚∀ ゚)

 

最近、学校やアルバイトで忙しいです。そのせいで「デレステ」が全然できていません。今回のイベント楽曲「純情Midnight伝説」はプレイしていて非常に楽しい楽曲でした。あまりできなくて残念です( ´•௰•`)

 

さて、今回はこのブログの記念すべき(?)最初の記事でも取り上げたネット炎上に関連する話です。

 

 

とりあえず、こちらの記事をお読みください。

ddnavi.com

 

ネット炎上は日々どこかで発生しており、酷いものになるとマスメディアが大きく取り上げることもあります。

 

ネット炎上が発生する要因については上記記事を読んでいただければ分かるとは思いますが、いくつか専門用語が見受けられたのでそれらを簡単に説明したいと思います。

 

まず、「サイバーカスケード」の説明をしましょう。いつもお世話になっているコトバンクさんから引用させてもらいます。

 《cascadeは、階段状に水が流れ落ちる滝の意》インターネット上の世論形成における現象の一。特定のサイトや掲示板などでの意見交換では、ある事柄への賛否いずれかの論が急激に多数を占め、先鋭化する傾向をもつというもの。

サイバーカスケード(サイバーカスケード)とは - コトバンク

 上記記事内ではこのサイバーカスケードが炎上を引き起こす原因の一つのように紹介されています。しかし、サイバーカスケードは原因ではなく要因です。サイバーカスケードが発生するから炎上が起こるのではありません。サイバーカスケードが炎上につながることもあるということです。

 

そもそも、サイバーカスケードは悪いものではありません。最近は炎上やネット私刑と関連づけて考えられることが増えているため良くない現象だと思われていますが、サイバーカスケードそのものはインターネット上の世論形成の現象に過ぎません。ただ、世論を作るだけです。その世論が良い方に転ぶことだってあります。

例えば、2004年に京都で自転車を紛失したアメリカ人のために2ちゃんねる利用者たちが協力して自転車を捜索、最終的に発見したという事件があります。この事件は、サイバーカスケードが良い方に転がった事例です。この事件の時にインターネット上、ここではインターネット掲示板2ちゃんねる」において「アメリカ人のために自転車を探そう( ・ㅂ・)و ̑̑」という世論が形成されました。

 

このことからも分かるようにサイバーカスケードは何かしらの集団行動を引き起こす要因です。

 

続いて「集団極性化」について説明しましょう。こちらははてなキーワードから引用しましょう。

 集団討議の結果、討議前の個人の意見よりも先鋭化したかたちで集団決定がなされることをさす。このうち、討議前よりもリスク愛好的な決定がなされる場合はリスキー・シフト、リスク回避的な決定がなされる場合はコーシャス・シフト?という。一般的には、リスク愛好的な人々が討議した場合はいっそうリスク愛好的に、リスク回避的な人々が討議した場合はいっそうリスク回避的になる。

集団極性化とは - はてなキーワード

集団極性化の一種がサイバーカスケードです。集団決定は世論と考えれば分かるのではないでしょうか。

 

ここまでは簡単に用語説明をしてきました。

 

ここからは情報発信の萎縮について書いていきます。

情報発信が萎縮してしまう可能性があるというのは分かります。インターネットは「自由」な場です。もちろん、ここでの「自由」とは何をやってもいい、無秩序という意味ではありません。新聞やテレビなどの既存マスメディアと比較してインターネットは多種多様な情報が転がっています。ユーザーはその情報を自由に取捨選択することができます。

また、取捨選択するだけではなく、発信者になることも容易にできるようになりました。実際に、私も日々様々な情報を取捨選択していますし、ブログの更新という形で情報の発信をしています。このブログを読んでいただいているあなたも情報を取捨選択した結果、このブログの一記事を読んでいるのではないでしょうか。

 

「自由」な場は展開が早いため発展、進化も早いです。これが「自由」であることのメリットです。

反対に、「自由」であることのデメリットは先にも少し出てきましたが、無秩序化です。炎上やネット私刑は無秩序化を表層化させているように思います。

 

無秩序化を防ぐために取られ得る対策はいくつかあります。明確なルールの規定、インターネット利用の許可制度の導入などです。すでに行われている対策は情報リテラシー教育です。これらの対策はやりすぎるとユーザーの萎縮につながります。

 

無秩序化を防ぎ、ユーザーの萎縮を引き起こさないためにはどうすればいいのでしょうか。やはり、各ユーザーが自生的秩序を保ち、インターネットという場での振る舞い方を身につけ、インターネット上におけるテキストコミュニケーションに慣れる必要があると思います。

 

現在の情報リテラシー教育は先に書いたようなことを教えているとは思えません。今の情報リテラシー教育では、情報の真偽の判断や匿名掲示板サイト、SNSの閲覧を控えるといったものだったように思います。これらはインターネット利用を制限しているだけです。これでは、抑制をすることで秩序を保っているだけです。

私は制限・抑制はダメだと言っているわけではありません。例えば、携帯電話の機能にフィルタリングというものがあります。これは不適切な内容を含むサイトへのアクセスを事前に防止する機能です。この機能はR-18のアダルトサイトや出会い系サイト、犯罪助長サイトなどへの誤アクセスを事前に防げます。

しかし、情報の真偽の判断はともかく、匿名掲示板サイトやmixiTwitterなどのSNSの利用を控えるというのは少しお門違いな気がします。確かに利用に伴うリスクはあります。だからと言って使っちゃダメというのではそのリスクをうまくかわす方法を身につけることもできないでしょう。学習には経験を通じて行うものもあります。インターネットの利用は特に経験が重要になってくると思います。ネットスラングはインターネットを利用している人でなければ分からないでしょう(リアルで誤用している人もいますが...)。テキストコミュニケーションは実際に相手と対面して行うコミュニケーションとは異なり表情、しぐさ、息づかい、目線などの対面しているからこそ分かる情報が無くなります。送られてくる文字情報だけで相手の感情や状態を読み取って相手とコミュニケーションを図らなければなりません。当然、対面コミュニケーションとは異なるアプローチが必要です。

 

インターネットが萎縮しないためにはユーザーがもっと情報を見ることと、出すことに真摯になる必要があります。インターネットの情報への向かい方をよく考えること、インターネットは寛容な心で利用すること。そうすれば、炎上が起こりにくくなり、萎縮もしないのではないでしょうか。

 

久しぶりにまともな記事が書けた気がします。満足じゃ〜(^-^)

 

それでは(^_^)ノ